スパルタンレースとは?初心者1人でも参加できる?1人参加の準備と持ち物

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スパルタンレースを参加しようか悩んでいる方

  • スパルタンレースとはどんなレース?
  • 初心者1人でも完走できるの?
  • トレーニング方法は?
  • 必要な持ち物はある?

そんな悩みに回答します。

ハードなレースですが、初心者でも完走できます
私は2回、1人参加して完走しました

初心者でもスパルタンレースを完走する方法を解説します。

私が実際に参加したときの反省点や持ち物、トレーニングなど参考にしてください。

 

この記事でわかること
  1. スパルタンレースとは?
  2. 初心者におすすめのレースとカテゴリー
  3. 初心者1人参加でもスパルタンレースがおすすめな理由
  4. スパルタンレースで初心者が知っておきたいポイント
  5. スパルタンレースの持ち物
  6. 参加までに必要な準備とトレーニング

スパルタンレースとは?初心者におすすめのレースとカテゴリー

スパルタンレースとは、世界中で開催されている障害物レースです。
ハードなレースですが、初心者でもレースの種類やカテゴリー次第で十分完走可能です。

スパルタンレースとは?
  1. 世界40-45カ国で開催される最大級の障害物レース
  2. 5km~21kmのコースに20~30の障害物が設置
  3. 年齢別カテゴリーや賞金対象カテゴリーもある

初心者の1人参加は千葉、茨城のスプリント・オープンカテゴリーがおすすめ

スパルタンレースのレース名と距離

スパルタンレースでは距離に応じてレース名が変わります。

レース名距離障害物レベル主な開催場所
スプリント(Sprint)約5km約20個初心者向け 気軽に挑戦可能千葉 茨城 新潟 沖縄
スーパー(Super)約10km約25個中級者向け 体力・筋力の両方を試される千葉 沖縄
ビースト(Beast)約21km約30個上級者向け 本格的なチャレンジ新潟
キッズ(Kids)約1〜2km約10個子ども向け(4〜13歳)SprintやSuperと併設して開催

距離が長くなるほど、レベルが上がります。

スプリント(Sprint)なら約1時間で完走できますよ

新潟のスプリントは中級者向き
千葉・茨城のスプリントとは別物なので注意してください。

新潟のレースはスキー場がコースとして使用されています。
同じ5kmでもスタートしてから約3kmひたすら坂を登るので、非常にキツイです。

私は新潟のスプリントで両足がつりました

障害物の前後で足がつり、悶絶している参加者が多数います。
新潟のレースは過酷です。

スパルタンレースのカテゴリー

それぞれのレースで、参加者のレベルに応じてカテゴリーが分かれています。

カテゴリー条件レベル内容
オープン
(Open)
誰でも参加可能
チームでの助け合いOK
初心者向けタイムや順位にこだわらず、自分のペースで楽しめる
エイジグループ
(Age Group)
年齢別の競技クラス中級〜上級者向け各年齢層で競い合う、記録を目指す
エリート
(Elite)
エントリーには条件あり本格的な競技者向け世界ランキングや賞金がかかる

オープン(Open)

誰でも参加可能、自分のペースで完走を目指せます。

メリット
  • 自分のペースで走れる
  • 完走目的の参加者が多い
  • 障害物で協力できる
  • 昼ごろからスタート
デメリット
  • 障害物が混み合う
  • タイムが出ない

オープンは自分のペースで走れるので、焦らず完走できますよ

障害物で混み合いますが、先にトライしている参加者の様子を見て、対策もできます。

オープンのみ障害物の手助けがOKです。
仲間と楽しみながら参加するのもスパルタンレースの楽しみのひとつです。
障害物で支えてもらったり、ペナルティを代わってもらえます。

スタート時間が昼頃からなので、朝ゆっくり出発できます。

エイジグループ(Age Group)

年代ごとにタイムを競います。

メリット
  • タイムが出る
  • 障害物が比較的混まない
  • 午前中にレースが終わる
デメリット
  • 障害物で手助けできない
  • スタートが朝はやい
  • トレーニングが必要

体力に自身があり、タイムを知りたい方はおすすめのグループです。
障害物が比較的混み合わないので、競技に集中できます。

私は2回目以降、友人とエイジグループで参加しています

エリート(Elite)

メリット:賞金が出る
デメリット:参加条件を満たさないと参加できない

キッズ(Kids)

キッズは12歳までの子どもが参加できるカテゴリーです。

4~6歳は
7歳以降は競技性が出てきます。

初心者1人参加でもスパルタンレースがおすすめな理由

初心者の1人参加でも千葉、茨城のスプリント・オープンカテゴリーなら完走できます

スプリントは約5kmで完走目安は1時間!初心者でも挑戦しやすいレース

スパルタンレースの中でもスプリントは約5kmのコースに約20の障害物が配置されています。
完走の目安はおおよそ1時間前後とされており、運動初心者や初めての障害物レースにチャレンジしたい人向けのエントリーレースです。

オープンで参加するなら、レースというよりアトラクション感覚で参加できるため、友人同士や同僚と一緒に楽しむのにも最適です。

まずはスプリントから始めて、スパルタンの世界にハマってください

タイムより完走重視!マイペースで楽しむ参加者が多数

スパルタンレースはハードで競技性の高いイメージがありますが、実際には完走することを目標に参加する人が多いです。
特に初心者向けのオープンのスプリントでは、タイムを気にせず、自分のペースで挑戦する参加者が一般的です。
障害物を失敗してもバーピージャンプなどのペナルティで先に進めるため、リタイアする心配も少なく、安心して参加できますよ。

レース中、観客やボランティアの方の応援や励ましの声も多く、会場と一体感が味わえるのも魅力の一つです。

1人参加でもこの応援で、頑張れます!

ゴールの瞬間は感動!完走の達成感が想像以上に大きい

スパルタンレースを完走したときに得られる達成感は、他のスポーツとは違った特別なものです。
泥だらけになりながら障害物を乗り越え、一緒に走る参加者と励まし合って進む中で、つらかった分だけ「やりきった!」という充実感が大きいです。

きっと初めての参加でも、ゴールゲートをくぐる瞬間には自然と笑顔とガッツポーズがこぼれますよ。
同時にゴールした初対面の参加者とも自然と「ゴールできましたね!」と声を掛け合えるのも、このレースならでは達成感です。

その場でゴールの達成感を共有したくなります

この達成感がクセになり、リピーターになる人が多いのもスパルタンレースの特徴です。

スパルタンレースで初心者が知っておきたいポイント

スパルタンレースで初心者が知っておきたいポイントを事前に押さえておくと、よりレースを楽しむことができます。
障害物の内容やペナルティの仕組み、持ち物を知っていれば、初参加でも落ち着いてレースに参加できます。

スパルタンレースの受付方法

  1. 自分のスタート時間の1時間〜1時間半前に受付が開始しますので、受付開始まで待機
  2. 受付が開始したら、受付テントへ行き並ぶ
  3. 受付で事前に登録した名前とエントリー情報(QRコード)をスタッフに見せる
  4. 本人確認書類(免許証など)を提示する
  5. ヘッドバンド(ゼッケン)、レースバンド、タイミングチップを受け取る
  6. 受付完了

エリート、エイジグループで参加はタイム計測用のタイミングチップが入っています。
オープン参加には入っていません。

受付が終わったら、着替えてスタートの準備です。

時間に余裕を持って到着してください

荷物、着替えについて

会場によって荷物の預け方や着替え場所が異なるので、事前にチェックしておくと安心です。

茨城や千葉の会場では、荷物預かり専用のテントが設置されています。
荷物を預けると代わりにバンド型の預かり控えがもらえます。
新潟や沖縄では更衣室にコインロッカーが設置されているので、自分で鍵、暗証番号を管理します。

着替えスペースも会場によって違いがあります。

茨城や千葉は簡易的な着替えテントを利用します。
新潟や沖縄では建物内の更衣室が使えます。

傾向としては、短パンやシャツを中に着ていて、会場では脱ぐだけの参加者が多いです。

トイレについて

会場の個室トイレは混み合う
駅やホテルで済ませておくとベター
コース上には基本的にトイレはない

どの会場でも仮設トイレは増設されていますが、スタート前はどうしても混雑しがちです。
特に個室は利用者が集中し、待ち時間が長くなる傾向にあります。
たとえば千葉会場ではトイレが追加されたものの、スタート直前は10〜15分ほどの待ち時間が発生することも。
茨城や新潟では、20〜30分並ぶことも珍しくありません。

トイレの列に並んでいてスタートに間に合わず、後からコースに追いかけるようにスタートする参加者も実際にいます。
余裕を持って早めに行動するのが大切です。

また、スパルタンレースのコース内には、基本的にトイレは設置されていません。
まれにコース上にある施設のトイレを利用できる場合もありますが、あくまで例外です。
公式に設置されているものではありません。
レース中にトイレに行きたくなっても、すぐに対応できないことが多いため、スタート前に必ずトイレを済ませておくことをおすすめします。

ルールとペナルティについて

スパルタンレースのルールとペナルティ
  1. 障害物には「必須障害物」と「成功/失敗障害物」がある
     必須障害物:ワイヤークロール・Aフレームカーゴなど
     成功/不成功障害物:モンキーバー・スピアスローなど
  2. 障害物の失敗時は、カテゴリーによってペナルティが異なる
     エリート・エイジグループ:ペナルティループ
     オープンカテゴリー:バーピージャンプ30回またはペナルティループ

障害物には「必須障害物」と「成功/不成功障害物」がある

必須障害物:全参加者が必須の障害物
代表例:ワイヤークロール・Aフレームカーゴなど

比較的テクニックを必要としない障害物が対象です。
登る、運ぶなどシンプルな障害物が多いです。

エリート、エイジグループでは、失敗や未実施は失格です。

オープンは未実施でも失格にはなりません。
オープンの参加者で障害物をトライしない方もいます。

無理せずダメだと思ったら、次に行きましょう

成功/不成功障害物:クリアすれば通過、失敗するとペナルティがある障害物
代表例:モンキーバー・スピアスローなど

テクニックが必要な障害物です。

障害物のトライは1回だけです。
障害物をスタートするとき、自分自身で状況を確認した上でトライしてください。

よくある失敗
・マルチリグで、手に汗がついたままスタートして滑り落ちる
・モンキーバー(うんてい)で、スタートしたものの前の参加者が進まない→自分がぶら下がりに耐えきれなくなり落ちる
・プレートドラッグで、ソリが小石に引っ掛かり動かない

全てペナルティになります。

障害物の失敗時は、カテゴリーによってペナルティが異なる

エリート・エイジグループ:ペナルティループ
オープンカテゴリー:バーピージャンプ30回またはペナルティループ

ペナルティループとは、障害物付近に設置された特別なルート(追加走行区間)を走ることです。

100〜200mを追加で走ります

バーピージャンプを30回行います。

バーピージャンプのルール
・腕立てで胸がしっかり地面につくこと
・ジャンプ時に両手を頭上で合わせること

参考動画

チーム参加の場合、バービーペナルティを仲間と協力できます。
5人チームで1人失敗したら、1人6回(6回×5人=30回)バーピーでOKです。

必要な装備/持ち物

  • トレランシューズ/ランニングシューズ
  • 滑り止め付きの手袋

スパルタンレースで最も重要な持ち物は「トレイルランニングシューズ」と「グローブ」です。

トレランシューズ/ランニングシューズ

舗装路が少ないので、トレランシューズがおすすめです。
泥やぬかるみ、不整地での高いグリップ力が必要で、安全かつ効率的に走るために欠かせません。

滑り止め付きの手袋

手袋は障害物でロープや鉄棒を握る時、手を保護するのに重要です。
滑り止め効果があるものは、重い物を引っ張る障害物で必須です。

初参加、初心者の方は滑り止め付き手袋は忘れず用意してください

手袋がないと手のひら皮が剥けます

安価でおすすめなのがワークマンのベルト付き手袋です。

スプリントの場合、水はエイドステーションでの補給で十分です。
気温などに合わせて、調整してください。

おすすめのトレーニング方法

  • ランニング
  • 懸垂・ぶら下がり
  • 壁蹴り

ランニング

スパルタンレースは障害物が注目されますが、基本となるのがランニング

スプリント5kmなら、30分〜1時間ウォーキングやジョギングできればOKです。

普段からウォーキングやジョギングして走力をつけましょう

懸垂・ぶら下がり

モンキーバー(うんてい)などの障害物で必要なトレーニング

鉄棒での懸垂は10回が障害物クリアの最低ライン、20回できると、理想的です。
また、鉄棒にぶら下がって片手で30~60秒キープできるとベターです。

壁蹴り

壁を乗り越える障害物で必要なトレーニング

壁を蹴って上に飛ぶ練習と、壁の上を掴んで登り反対側に降りる練習が必要です。

障害物のひとつ7ftウォールは約2.1mの壁を超えます。
壁を乗り越えることができないと、クリアできません。

まとめ|スパルタンレースは初心者でも楽しめるイベント

スパルタンレースは過酷なイメージを持たれがちですが、実際には初心者でも無理なく楽しめる工夫がたくさん詰まったイベントです。
スプリントなら完走時間は1時間ほどで、障害物もチャレンジしながら自分のペースで進めます。
完走を目指す人が多く、初参加でも安心して挑戦できます。

また、事前に知っておくべきポイント――受付や荷物預け、トイレ事情、レース中の注意点などを押さえておけば、不安なく当日を迎えられるはずです。

「ちょっと気になるかも」と思った今が、あなたの一歩目。
スパルタンレースで、自分自身の限界を超える体験、してみませんか?